学習塾

学習塾を選ぶといってもそれぞれ何を目的にしているかによって違います。補習してもらいたいのか、難関校を 受験したいのか、普通程度の高校に入れてくれればいいのかそれによって変わってきます。 まず私立中学の受験ですが、近所の公立中学が荒れていて心配だからきちんとした校風の私立であれば偏差値は 良くなくてもかまわない。となれば近所の大手の学習塾の中学受験コースで充分でしょう。近所にあればまめに 様子も聞けるしお迎えも楽です。難関私立中を狙うならやはり中学受験専門の最大手の塾を選んだほうがよいと 思われます。まず徹底した能力主義ゆえに子どもの真の実力がわかり、中堅塾にありがちな「背伸び受験」を せずに済みます。大手のチェーン塾や中堅塾は進学実績をあげるために「数打ちゃ当たる」方式で少しでも可能 性がありそうな子にはおだててチャレンジ受験を進める傾向があります。それは子どものためにならないだけで なくいらぬ挫折感を与えることにもなります。高校受験もだいたい同じですが、中学生はもう自我がはっきりし てきています。本人がどれだけやり切れるかが重要なので本来ならどこの塾でも情報さえ正確ならば構わないと いうことになります。どんな塾に行ってもやる子はやるのです。失敗したあとにあの塾だったら合格していたか もとか、あの塾にしたのは失敗だったとよく聞きますが、恐らく合格する子は塾に行っていなくても自力で合格 できたであろうし、残念だった子は勉強をやりぬくことが出来なかったということだと思います。塾に期待して よいのは、受験に関する情報の提供。子どものオアシスになってもらうこと。プラスモチベーションをあげてく れるなら御の字というところでしょう。
中学生ともなると一二年生は部活動や勉強に忙しく、その上クラスや部活での人間関係はたまた恋愛にまでおい まくられていて疲れ切っていたりします。今の親の世代の高校生活にちかい感覚でしょうか。そして家に帰って から塾に行くと帰りは10時ほどにもなります。本当にせわしい毎日で塾なんか行きたくないだろうと思いきや 意外とみんな塾が大好きです。進学塾であろうが補習塾であろうが塾は中学生たちの息がつける憩いの場になっ ていたりするのです。同じ学校ではない生徒との交流はクラスの人間関係に疲れた子には癒されるひと時でしょ う。講師たちも年が近く優しくて、授業も工夫を凝らして楽しく飽きさせない。今の中学校にはない求心地とな っていることがわかります。塾に行く目標はひとつ。勉強です。成績は数字でシビアに出てきます。しかしそこ には予断が入る余地がありません。勉強の出来る子は尊敬され講師からも一目置かれます。たとえその生徒が中 学で運動音痴で笑われていてイジメられていたとしてもです。たとえ同じ中学の生徒がいたとしても、普段イジ められている生徒が塾で大事にされていると子どもは逆に安心するのです。イジメは自分がしたくなくてもイジ メっ子の顔色を伺って同調せざるえなかったりするので、苦しい思いをしている子もたくさんいます。 大体イジメをするような子は学習塾に来ないし、仮に来て塾でイジメを行えば辞めさせられるのは成績の悪いで あろう加害者であるからです。勉強さえ一生懸命やればいくらでも褒めてくれて自信を持たせてくれる学習塾は 現代っ子のオアシスであるのかもしれません。
中学にもなると勉強内容はかなり難しくとても親が見きれるものでもありません。そこで受験対策もかねて学習 塾に入れることにするとします。頼もしくみえる塾の講師陣が「おまかせください」と言わんばかりに引き受け てくれます。ここで「あ~良かった。これで高校受験もバッチリだわ。」と塾に丸投げして清々した気分でいる あなた。それは大間違いです。塾に任せっぱなしにしておいてはいけません。常に子どもの成績はきちんと伸び ているか理解は本当にしているのかをチェックしておきましょう。子どもが学力をつけているか確認するには業 者の全国規模で行う模擬試験がよいでしょう。自分の子どもが今正確に言うとどのあたりの位置にいるかを把握 しましょう。塾独自のテストを行っている塾は沢山あります。しかしそのテストは塾のテキストから出題されて いるため難易度はあまり高くありません。ちょっと出来る子ならすぐに上位になれます。しかしそこが落とし穴 なのです。塾のテストで上の子は一般の全国模試などで必ずしも成績がいいとはかぎりません。その塾のクセが ついてしまっている上に講師も本人も出来る子であるとみなしているのでハングリー精神に欠けていたりするの です。受験勉強をあとから始めて必死に追い上げてくる子の瞬発力にあっさりと負けてしまうことも。最後の、 追い込みで失速してしまって残念な結果になる子も少なくないのです。くれぐれも塾へ丸投げはやめましょうね。
学習塾選びで大切なのは施設の立派さや授業料(大切ではありますが)だけでなく講師陣の質だと思っています。 上位校を狙っての入塾であれば、講師の指導力、授業力、人間性などが考慮されます。そして学校の授業の補習 としての塾の講師にはやはり人間性を最重要視したいですよね。塾には正社員や契約社員の講師と、大学生など アルバイト講師がいます。中難関校受験クラスには正社員のカリスマ講師をあてたりしますが、一年生や個別等 はアルバイト講師をあてたりすることも多いです。しかし正社員だから、アルバイトだから授業の優劣が激しく 違うかといえばそうとも言い切れず、学校の先生を目指しいる学生が上手な授業をしていることもたくさんあり ます。まず年が近いというのは子どもたちに対して大きな武器でアニメや漫画などの話題でひきつけて授業をし たりすることで人気講師になっているひともいます。しかし大学生は自分の定期試験や実習で授業に穴をあける ことも多く当てにできないということもあります。社員講師ならそんなことはありませんが、授業の力量は実際 生徒の意見をきいてみないとわかりません。どちらにしても塾というのは結果が全てというところがあります。 楽しくおかしな授業ばかりで授業が進まなければそれまでです。学校の教師でも学生時代のバイトは塾の先生だ ったというひとはたくさんいます。そして中にはフリーターののような立場で学生ではなく大人がカリスマ講師 としクラスを受け持っているひともいます。在塾生の話をよく聞いてどのような講師がいるのかを確認して入り ましょう。
学習塾の授業形態には集団授業と個別授業があります。集団授業はまとまった人数にたいして授業を行う形式で だいたいは成績別にクラスを編成していることが多いです。個別は二人ないし一人に対して講師が一人ついて家 庭教師に近い形のシステムです。お友達と楽しく授業を受けたいという子やライバルを持って切磋琢磨したいと いう生徒には集団が向いています。個別は、もう既に出来ている集団に後から入りたくない、という子や学習が 著しく遅れている、又は進んでいるという子にむいています。料金はやはり個別のほうが割高です。ひとコマで いくらで、週何回という取り方をさせている塾が多いので、苦手な学科だけ、とか集団にはいっているけど、こ の学科はもっと伸ばしたいという時に使う生徒もいます。個別は家庭教師を雇うにはお金がかかるし家にも入れ なくてはならないので気を使うという家庭にも向いています。塾の施設、たとえば自習室や資料室、そして塾の 進路指導ももちろん使えるので、個別は割高ではありますが人気があります。大抵どこの塾も個別が併設されて いますが、明光義塾のようにはじめから個別に特化している塾もあります。このような塾は他にもたくさんあり、 お友達と一緒に入塾して割引されるとか得点をつけたりするところもあります。講師も合わなければ申し出れば 変更がきくところがほとんどですし、家庭教師と塾のいいとこ取りでしょうか。マイナス面もあります。 集団クラスはいわば塾の顔ともいえる講師が授業を行いますので、子どもたちを授業にひきつけるテクニックや 指導力に秀でた講師があたります。しかし個別は人数を確保しなければいけないために学生のアルバイトがあた ることも多いのです。もちろん優秀な大学生もいますが指導力という点では経験に乏しいことがあります。
三月になると新聞の折込に各大手の学習塾が宣伝チラシをいれています。○○高校に○名合格!とか××高校合 格率№1とか派手に名前をのせたりして宣伝しています。しかし当然ながらひとつの塾舎からの合格ではなく、 チェーンしている○○駅前校のも××本校のもトータルの数字なのです。実は同じ大手の塾とはいえ塾舎によっ て実績にはかなり開きがあります。ひとえに指導力の差と言ってしまえばそれまでですが、どの塾舎も全て有能 な人材を配置するというわけにはいかないですから、中には人事異動で塾舎を移るカリスマ講師に生徒もくっ付 いて移動してくるなんてこともあるようです。使っているテキストもシステムも全部同じですが、塾長や講師陣 によっては違う塾かと思うほど成果に差があるのです。これは在籍生徒の口コミや実際に入塾してみないと判り ません。ですから大手の塾にいれたからもう後は安心、全部おまかせしましょうというのは早計です。塾に払う 月謝は決して安いものではありません。そして学校ではないのですから、とうぜん選ぶ権利は生徒側にあります。 この塾では成果が出ないとかんじれば、ためらわず他の塾舎に移るか他の塾に行けばよいのです。塾側も必死に かんばしくない塾にはてこ入れの講師を寄越したりしていますが、やはり過当競争の学習塾業界です。 親同士の口コミは非常に重要な宣伝効果ですし逆もまた非常なダメージです。辞めるなどというとしつこく慰留 されたりするというのは良く聞く話です。塾長も本部からの評価がかかっているので必死にひきとめるのです。
昔は大学への進学率もずっと低くつめこみ教育といわれていても、塾は存在していました。しかし予備校的な ものではなく「子守り塾」とでも言うような個人経営の自宅や庭にプレハブを建てたようなものでした。 しかし、小さな個人塾にも立派な先生もいらっしゃってアットホームな雰囲気の中兄が弟を優しく教えるよう な指導で勉強が少し苦手な子どもでも゜勉強のやり方をじっくり教えてもらえるものでした。 いまでももちろんこんな塾はあります。先生が勉強に熱心で手づくりの教材を用意したりマメな指導力がある 教師がいる塾なら入ってもはずれはないでしょう。塾には受験を目標としたものと落ちこぼれないように 復習と定着を中心としたものがあります。個人経営の塾は後者に適している場合が多いです。少人数であれば 先生の目も行き届きます。質問もしやすいでしょう。小さな塾は施設費なども安い場合が多く大手とくらべて もリーズナブルな場合が多いでしょう。また、小さな塾だからといって受験に対応していないこともありませ ん。当然中学生を預かっていれば高校受験も相談に乗ってもらえます。小さな塾できめ細かくみてもらって 頑張っている子が大手の塾生よりも上位校に合格することはかなりあるのです。
高校受験をする際に塾に通った経験のある人も多いでしょう。昔は大手のチェーン展開しているような塾はあま りなかったのですが近所の大学生が開いているような寺子屋塾はたくさんありました。公立高校受験は基本的に は教科書にあることしか出ないわけですから、家で勉強して受験する子もたくさんいまいしたし、塾通いをして いる生徒も今ほど多くはなかったのです。当時「つめこみ教育」といわれ今よりもっとタイトな時間割で沢山の カリキュラムが組まれていました。ですから公教育も結構な学習量だったのです。しかし現在まで行われてきて いた「ゆとり教育」は「つめこみ世代」の保護者に公教育に対する不信と不安を持たせました。そこで学校に求 めずに塾に学力の向上をゆだねるようになったのです。高校受験に関しても、埼玉県などは公立中学が昔から行 ってきた業者のテストを中学校内で行うことを廃止したため、中学校サイドでは生徒の全県偏差値が把握出来な くなりました。したがって私立高校受験の受験指導はほぼ不可能となり、県立高校の受験指導は内申書を中心と した指導にならざるを得ず、困った保護者は結局学習塾に情報提供と受験指導を頼るようになったのです。 そこで高校受験の成否は塾選びにかかってくることになります。とくに上位校受験には生徒にみあった塾選びが かかせません。
以前では小学校から私立中を受験するというのはとても珍しく学年でも何人もいませんでした。しかし今は少し も珍しいことではありません。ですから中学受験のための塾もたくさん出来ました。大手の学習塾は大抵中学受 験と高校受験の両方をあつかっています。四谷大塚や日能研などは中学受験にターゲットをしぼり能力別の徹底 した指導をしています。しかし上位校を受験するつもりがなかったり能力別のシビアさについていけなかったり する児童もいます。そこで中堅私立校を主に目標とする塾も当然あります。だいたい私立受験は小学校四年生か ら準備する児童が多いのですが、私立を目指す家庭は学習塾ごとの合格者の実績をみてどこの塾に入れようか検 討することになります。そしていくつか体験入塾をしたりして子どもの性格にあった塾にはいることになります。 まだ遊びたい盛りの四年生から勉強させるのはとても大変です。もうある程度自我がしっかりしている中学生の 高校受験と違って中学受験が「親の受験」といわれる所以です。ですから親の方針や要求にみあっているかも中 学受験塾を選ぶおおきな要因です。中学受験塾はいかに保護者の希望にきめ細かく応えられるかを非常に重視し て塾の運営をしています。
学習塾と一口に言ってもいろいろです。大学進学のための塾は主に予備校と呼ばれているので、ここでは小中学 生向けの塾を学習塾としましょうか。小学生向けの塾の大手で四谷大塚などがありますが、こちらは中学受験に 向けての指導を行っています。近年中学受験は決して一部の富裕層の為だけのものではなくなっており、一般の サラリーマンの家庭でも公教育への不安から私立を受験させることが多くなっているのです。そこで小学生向け の受験塾の需要が高まっており四谷大塚、サピックス、栄光ゼミナールなど大手の進学塾が駅前集中して建って います。もちろん私立受験の者対象だけでなく、小学校の授業の予習復習に重点を置いた塾もたくさんあります。 中学生対象の塾は基本的に高校受験が最終目標になっていますので、学校の授業を先取りで行い定期テスト対策 、内申書をあげるアドバイスなど、高校入試に向けより実戦的になっています。ただ、受験塾も志望校の偏差値 によってコースがわかれており、最上位校受験のコースはたとえ小学生でも正月返上で厳しい指導を受けていま す。各学習塾とも上位校にどれだけ合格させたかで次の年の入塾志望者の数が決まりますので必死なのです。
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